日本の家とマンションの窓の約70%は単板ガラス+アルミサッシ?

日本の住宅地 窓ガラスフィルム-ブログ
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日本の一戸建て住宅からマンション、商業ビルまで、日本の建築物の「窓」は先進諸国はもとより、韓国や中国の建築物の窓より性能が低いという残念な事実があります。

これは、当WebのTopページのとおりです。

「エッ!?なんで?」

と思うのが私たちの感情。

日本は高温多湿の国。そして、冬季、北陸から東北、北海道にかけて積雪の影響を受ける国。

2000年前後から日本の夏は暑さが増し、毎年、猛暑日の記録が夏の風物詩となっています。地域によっては、外気温が40℃超を記録します。

日本の夏は非常に蒸し暑く、冬は寒い地域が多い国。

それでは、過酷さを増している日本の気候と建築物の関係について、当ページでより深掘りしていきます。

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過酷さを増す、日本の気候

日本の夏

夏の太陽
Summer

日本の過去の気象データからも、日本の猛暑日の年間日数が徐々に増加しています。

改めて、猛暑日とは「最高気温が35℃以上の日」を意味します。地域によっては、外気温が40℃超を記録します。これは、かつての日本では有り得なかった気候。

ここで、海外に目を向けてみます。

暑い国と言えば、赤道直下の国々が連想されます。

赤道直下の東西に広がるインドネシア共和国は1万3千以上もの島で構成されている国。インドネシアは熱帯性気候の国。

誰もが、インドネシアは蒸し暑い国だと想像すると思います。

ところが、インドネシアの首都ジャカルタの最高気温は32~33℃。34℃を超えることは稀のようです。

当ブログの管理人は過去3回、インドネシアへ渡航した経験があります。インドネシアの気候は乾季と雨季に分かれ、外気温の変動はあります。

しかし、インドネシアのジャカルタでは、日本の夏のような蒸し暑さは感じません。

今や、日本の夏はインドネシアを超える蒸し暑さがデフォルト化しているのです。

日本の冬

雪
Winter

冬季、ユーラシア大陸から流れてくる冷たく、湿った空気が日本海側の北陸から東北、北海道にかけて雪を降らせます。

北海道の過去の気象データによりますと、日本で一番、寒暖差が激しい場所は旭川市。最高気温は36℃、最低気温は-41℃を記録しています。夏と冬の寒暖差はなんと77℃。

比較的温暖な関東から中部、近畿地方にかけての6地域(平野部)は雪の影響を受けにくく、雪の影響を受けても年に数える程度。6地域の冬の外気温は2~3度ほど。

場所によっては、外気温がマイナスを記録します。

人の体感温度は個人差があるものの、部屋の温度計が15℃を前後を示すと、多くの人は寒さを感じます。そして、10℃以下を示すと、誰もが寒さを感じます。

高気密高断熱住宅が増加中

大雑把に1990年代までの日本のマンションと一戸建て住宅は、明らかに気密性と断熱性が低かったのです。

その証拠として、1990年代までに建てられたマンションと一戸建て住宅の「窓」は、ほとんど「単板ガラス+アルミサッシ」。

その後、日本では2000年頃から高気密高断熱住宅の胎動が始まったのです。それに比例するかたちで、高性能な窓が建物に設置されるようになってきました。

以下は、板硝子協会の資料データ。

高機能ガラスの普及率

ペアガラス、複層ガラス

新築一戸建ての戸数普及率

窓ガラスの種類1999年2006年2017年
複層ガラス57.990.697.3
Low-Eガラス29.281.3
※単位は%

今現在、新築一戸建て住宅の窓は、ほぼペアガラスやトリプルガラスなどの複層ガラスが設置されていると考えられます。

新築共同住宅の棟数普及率

窓ガラスの種類1999年2006年2017年
複層ガラス18.142.280.9
Low-Eガラス1.741.8
※単位は%

今現在、マンションの窓の80%以上は、ペアガラスなどの複層ガラスが設置されていると考えられます。

(出典)板硝子協会資料

住宅の耐用年数

建築物の耐用年数は設計と施工、メンテナンスにより変わってきます。木造と鉄骨造住宅の耐用年数は概ね30~40年以上、RC造は40~90年と言われます。

30代の子育て世代が家を新築した場合、メンテナンスにより40年後の70代までは、その家で生活する計算になります。

上図の高機能ガラス普及率から考えると、未だ1990年代までに建てられた建築物が日本国内に数多く存在していることになります。

これは厳密なデータではないものの、考え方によっては、日本国内の建築物の「窓」の約70%は「単板ガラス+アルミサッシ」が設置されていると類推されます。

つまるところ、まだまだ日本国内の建物の多くは、断熱性に劣る昔ながらの窓が設置されていると考えて大きく間違いはありません。

日本の建物の約70%は外気温の変化に大きく左右される

日本国内の多くの建物に断熱性能が低い「単板ガラス+アルミサッシ」が設置されている以上、それらの建物は夏の暑さ、冬の寒さから大きな影響を受けます。

建物の最大の弱点は「窓」。

それ故、今をもってしても夏は暑く、冬は寒い住宅が多いと言わざるを得ないのです。

そこで対策として、断熱性能が低い昔の窓から高機能ガラス&サッシに交換することで、窓周りの断熱性能を高めることはできます。

しかし、これは制約やハードルが数多く、簡単な話ではありません。

賃貸物件の断熱対策

賃貸物件と分譲マンションの場合、サッシは共有部分。住人がリフォームで窓周りに手を出すことはできません。

住人が賃貸物件に手を出すことができないのは常識ながら、分譲マンションは管理規約によって縛られているため、同様に住人が勝手にサッシを交換することはできません。

一戸建ての断熱対策

一戸建て住宅の住人はマンションのように縛られているわけではないため、家のリフォームは自由。

しかし、一戸建ての窓をサッシ毎交換するとなると、外壁の一部を壊すような工事が必要になることがあり、足場の設置を含めて高額なリフォーム費用がかかります。

中には、家の断熱対策を最優先して、サッシと窓の全交換に踏み切る方もいることでしょう。

高機能ガラス&サッシに交換すれば、家の断熱性能がアップします。夏と冬の生活が快適になり、冬のヒートショック現象の心配も軽減できます。更に、冷暖房費が削減できます。

しかし、冷暖房費の削減で窓のリフォーム費用を回収できるかと問われると、それは、難しいのです。

多くの住人が費用対効果、コスパを考えると、窓をサッシ毎交換するリフォーム工事はあまりにもハードルが高いのです。

コスパに優れる窓の断熱対策

窓ガラスフィルムの種類

マンションや一戸建ての夏の暑さ対策、冬の寒さ対策を考えますと、窓に断熱対策を施すしかありません。窓の断熱性能を上げる方法として、窓にガラスフィルムの施工が効果的だと考えられています。

具体的には、窓に遮熱と断熱の両方の性能を併せ持つ「遮熱断熱フィルム」を貼り付けます。

プロが使用する窓ガラスフィルムには、フィルムの種類毎に

・遮蔽係数

・日射熱取得率

・可視光線透過率

・熱貫流率(W/m2・K)

などのデータが与えられています。

ホームセンターなどで安価に売られているフィルムとは大きく異なり、プロ用ガラスフィルムは種類毎に独自の機能性が与えられています。

詳細は関連記事をご参照ください。

【関連記事】

一戸建て住宅には「遮熱断熱フィルム」が適しています。

冬季、比較的暖かいマンションでしたら「遮熱フィルム」で夏の暑さ対策ができます。

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