ランドリールームの4つのメリット,3つのデメリット

ランドリールームのメリット,デメリット 窓ガラスフィルム-ブログ
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注目を集めている一戸建て住宅のランドリールーム。ランドリールームとは、洗濯から物干し、アイロンがけ、収納までが完結する部屋。

上手にランドリールームを設計すれば、家事動線がスムーズになり、家事の負担が軽減できます。これは女性にとって嬉しい機能的な空間。

では、なぜランドリールームが注目を集めているのでしょうか?そして、ランドリールームのメリットとデメリットを解説します。

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ランドリールームとは?

ランドリールームとは洗濯機を設置し、衣類の洗濯から乾燥、アイロンがけ、収納までが完結する部屋。

概ね、ランドリールームは2~3畳のスペースが確保されます。

設置例として、バスルーム+脱衣所の近くにランドリールームを設置すれば、洗濯が終わったら、その場で衣類を乾燥させることができます。

ランドリールームに収納を設置すれば、下着類や部屋着の取り出しがラクで便利になります。

また、この設計により、水回りを集約させることができ、配管コストを抑えることができます。

ランドリールームのメリット、デメリット

ランドリールーム

ランドリールームのメリットとして、大きく5つ挙げられます。

メリット

家事効率アップ

浴室と脱衣所の近くにランドリールームを設置すれば、家事の効率がアップします。

よって、2Fのバルコニーまで水分を含んだ重い洗濯物を運ぶ必要はありません。

衣類の乾燥が天候に左右されない

バルコニーに洗濯物を干す際、当日の天気予報が気になります。インナーバルコニーであっても、横殴りの雨が降ると洗濯物が濡れてしまいます。

その点、ランドリールームならば、当日の天気予報を気にする必要は一切ありません。

帰宅時間が遅くなる共働き家庭にとって、ランドリールームの設置は洗濯物干しのストレスから解放されます。

衣類が花粉や黄砂の影響を受けない

春と言えば、花粉症の季節。更に、中国大陸で黄砂が舞い上がり、それらが日本海を渡って日本に降り注ぎます。

家族の中で1人でも花粉症の方がいるならば、外に洗濯物を干すことはできません。

その点、ランドリールームを設置すれば、洗濯物が花粉や黄砂の影響を受けなくて済みます。同時に洗濯物が排気ガスの影響を受けません。

冬季は加湿効果

冬季、衣類を部屋干しすることで若干の加湿効果があります。

デメリット

洗濯機で洗濯

居住空間を圧迫

ランドリールームは2~3畳のスペースが必要である以上、居住空間を圧迫します。

要通風、除湿対策

ランドリールームは湿度が高くなる以上、部屋の通気性が良くないと洗濯物の生乾き臭やカビが発生しやすくなります。

よって、ランドリールームは通風やエアコンによる除湿が大切になります。サーキュレーターなどで空気の対流を作ることで、衣類が乾燥しやすくなります。

電気代アップ

洗濯物を部屋干しする以上、特に梅雨の時期から夏場にかけてエアコンや除湿器による除湿対策が必要です。

そして、冬季はエアコン暖房により衣類の乾燥が早まります。

ランドリールームは北側でもOK?

何故か、家の南側にランドリールームの配置を検討するお施主様がいるようです。

おそらく「太陽光が室内に入る南側の方がランドリールームに適しているのでは?」といった思惑があるのでしょう。

実のところ、洗濯物の乾き具合と太陽光はあまり関係ありません。それよりも、ランドリールームの通風、換気、湿度対策が大切。

サーキュレーター等で空気の流れを作り、エアコンをONにすれば、どの方角にランドリールームを設置しても問題はありません。

雪国は部屋干しが常識

冬季、雪が降り積もる北陸から東北、北海道にかけては洗濯物の部屋干しが常識。

日本の比較的温暖な6地域は洗濯物の外干しが普通ながら、季節によって外干しできない地域も多いのです。

バルコニー不要論

かつて、一戸建て住宅にバルコニーやルーフバルコニーを設置するのが普通でした。もちろん、今でもバルコニー付きの家が存在します。

しかし、バルコニーの用途は洗濯物干しと布団干しくらい。他の時間は遊んでいる空間と化します。

更に、家にバルコニーを設置すると、雨漏りリスクがゼロではない問題があります。長期的には、バルコニーの笠木(※かさぎ)部分が原因で雨漏りが発生するリスクがゼロではありません。

※笠木(かさぎ)

バルコニーには人や物の落下防止のために、必ず手すり壁が設置されています。手すり壁の上部をカバーするために設置されている資材が笠木と呼ばれます。

それならば、最初からバルコニーを設置せず、ランドリールームを設置する設計も十分考えられます。

ランドリールームで洗濯し、その場で洗濯物干しができれば家事動線がスムーズになり、人の無駄な動きがありません。

ユーティリティルームも視野に

ほとんどの子育て世代は20年、30年後の将来を視野に入れての家づくりが容易ではありません。多くの子育て世代は「今」が大切な時期であり、自分たちの遠い将来を想像できないのです。

ただ、確実に言えることとして、将来、子供たちは成人して巣立っていきます。未来の家族構成が変わるのです。今、親子4人家族ならば、約20年後に洗濯物の量が1/2になります。

としますと、今の家族構成をベースに広めのランドリールームを設計してしまうと、将来的にがらんどうの空間か物置部屋と化す可能性を否定できません。

そこで、ランドリールームという概念を拡大解釈し、より多目的に使えるコンパクトなユーティリティルームを検討するのもアイデアの1つ。

水回りが集結している空間で洗濯物干しやアイロンがけなどの家事仕事のみならず、例えば、余裕のある収納スペースを確保することで部屋の利便性が高まります。

まとめ

高気密高断熱住宅がトレンドの下、24時間換気システムがデフォルト。1年を通して、家の窓を開けて換気する頻度が少なくなっています。

【春】

春は花粉と黄砂が舞い上がる季節のため、窓を開けての換気が不可能です。

【初夏】

5月初旬から6月初旬にかけて、心地良い風が吹く季節。この季節は窓を開けて、心地良い風を体感できる季節。

【夏】(梅雨)

梅雨の時期、外の湿った空気を室内に入れないために、窓を閉め切ってエアコンのドライ運転が続きます。

そして、真夏日と猛暑日が続く夏季、エアコン空調により窓を開けることが少なくなりました。

【秋】

秋の季節は窓を開け、コオロギの鳴き声を聞きながら換気ができる季節。

【冬】

冬季は窓を閉め切った状態が続きます。

窓は「採光、通風、眺望」の3つの機能を持っています。しかし、高気密高断熱住宅の増加+24時間換気システムにより、窓の開放による通風の役割が後退しています。

ランドリールームを設置するならば、室内の湿度管理が必要とされます。エアコンを積極的に使うことで、部屋の湿度に気を配りたいものです。

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