エアドッグ&ブルーエア+3社比較-空気清浄機のメリット,デメリット

空気清浄機 窓ガラスフィルム-ブログ

2020年のアフターコロナ以降、室内空間の適切な換気が求められてきました。

しかし、夏季と冬季、多くの家庭や職場はエアコンで空調します。よって、新型コロナウイルスの感染防止対策として、度々、窓を開けての換気が容易ではありません。

そこで、室内の空気の汚れが問題になります。

このような背景があり、アフターコロナから家庭や職場のコロナウイルス感染防止対策として、空気清浄機が注目を集めてきました。

各メーカーから発売されている空気清浄機はコロナウイルスに対して効果があるのでしょうか?

そこで、当ブログの管理人が以下の代表的な空気清浄機をピックアップ。

・SHARP/シャープ

・DAIKIN/ダイキン

・Panasonic/パナソニック

・Airdog/エアドッグ

・Blueair/ブルーエア

以上の5メーカーを比較してランキングしてみました。

更に、室内空間の夏の暑さと冬の寒さを和らげて、節電にも繋がる方法を解説します。

ウイルスの大きさ

新型コロナウイルス

ウイルスは非常に小さく、当然ながら肉眼でウイルスを確認できません。

※1μm(マイクロメートル)= 0.001mm

髪の毛70μm
花粉30μm
細菌5μm
黄砂4μm
PM2.52.5μm
ウイルス0.1μm

ウイルスは人の髪の毛の太さ(70μm)の1/700の大きさしかありません。

WHOが推奨する換気量

スイスのジュネーブに本部を置くWHO(世界保健機関)は1人あたり「288m3/h」の換気量を推奨しています。

これは、1時間あたり、288m3(立法メートル)の空気を換気することを意味します。(建設業界の方はm3を「りゅうべい」と読む方が多いです。)

必要な換気量は、以下の計算式で算出できます。

部屋の床面積(m2)×天井高(m)×1時間あたりの換気回数(回/h) = 必要換気量(m3/h)

10畳の部屋の換気

10畳の部屋ならば、以下の計算式で推奨されている1時間あたりの換気回数を算出できます。

・1坪 = 3.3m2

・10畳の部屋は5坪×3.3m2=16.5m2

・天井高:2.4m

以上のデータから計算すると、

288m3/h×1/16.5m2×2.4m ≒ 7.27回/h

以上の計算式から、10畳の部屋であれば、1時間あたり「7.27回」の換気が必要という意味になります。

夏と冬の換気は難しい

春と秋ならば、窓を開けて問題無く換気できます。ただ、春の季節は花粉症で苦しむ方が多く、春の換気は容易ではありません。

としますと、1年を通して換気しやすい季節は「秋」のみ。

他方、エアコン冷房と暖房運転が続く夏と冬、10畳の部屋は1時間あたり7.27回の換気が推奨されています。単純計算で10分に1回以上、換気して室内の空気を入れ替える必要があるのです。

現実問題として、このような頻繁な換気が可能でしょうか?

もし、WHOの推奨どおりに部屋を換気したら、エアコンの空調が正常に機能しないのです。よって、夏と冬は空気清浄機で空気をクリーンに保つニーズが高まっています。

空気清浄機の効果

2020年4月24日に公開された中国の北京市に位置する清華大学/Tsinghua University Beijing, ChinaのBin Zhao, Yumeng Liu, Chen Chen著者による論文、Building and Environment “A supplementary measure to remove airborne SARS-CoV-2″によりますと、空気清浄機は空気中の”SARS-CoV-2″を除去するための補足措置となる見解が表明されています。

リンク先からPDFダウンロード可能。(英語)

(出典)A supplementary measure to remove airborne SARS-CoV-2

代表的な各メーカーから発売されている空気清浄機はウイルス除去の補足的な機器。もちろん、空気清浄機の新型コロナウイルス除去率は100%とは言えません。

空気清浄機のウイルス除去効果はメーカーによって違いがあると考えられるものの、製品によっては空気清浄の効果はあると考えられるのではないでしょうか。

空気清浄機の種類

空気清浄機

家庭用の空気清浄機は大きく「空気清浄機」、加湿機能が内蔵されている「加湿空気清浄機」、更に、除湿機能が内蔵されている「除加湿空気清浄機」の3つに分類できます。

空気清浄機

・ファン式(フィルター式)

・電気集塵式

・イオン式

加湿空気清浄機

空気清浄機に加湿機能がプラスされています。冬季、加湿空気清浄機ならば別途、加湿器を用意する必要が無く便利な製品です。

除加湿空気清浄機

空気清浄機に加湿と除湿機能がプラスされています。

メーカー別、空気清浄機の特徴

各メーカーから空気清浄機が販売されている中、代表的なSHARP/シャープ, DAIKIN/ダイキン, Panasonic/パナソニック, Airdog/エアドッグ, Blueair/ブルーエアの5メーカーをピックアップしてみます。

SHARP/シャープ

かねてより空気清浄機に強みを持つシャープ。

シャープ独自のプラズマクラスター技術により、花粉、アレル物質、PM2.5、タバコ臭、ペット臭、料理臭、VOC(揮発性有機化合物)、NOx(窒素酸化物)、SOx(硫黄酸化物)などを除去します。

SHARP空気清浄性能の評価

【評価】★★★★☆

DAIKIN/ダイキン

ダイキンの空調エアコンのグローバルシェアは1位。特に業務用エアコンと言えば、ダイキンが筆頭格。

ダイキンの技術は空気中の汚れとニオイを吸い込んで分解する「ストリーマ」と「アクティブプラズマイオン」のダブル方式を採用。空気中に浮遊するウイルスを抑制し、花粉を無力化、脱臭効果があります。

DAIKIN空気清浄機の性能評価

【評価】★★★★☆

Panasonic/パナソニック

パナソニックの独自技術であるナノイーXはOHラジカルを豊富に含んでいます。これにより、菌、ウイルスの水素を抜き取ることで菌とウイルスの働きを抑制します。

Panasonic空気清浄機の性能評価

【評価】★★★★☆

Airdog/エアドッグ

アメリカ合衆国の国旗

米国の空気清浄機のブランド、Airdog/エアドッグ(電気集塵式)。

Airdog/エアドッグの公式サイトにアクセスすると、「シリコンバレーが開発した世界最強レベルの空気清浄機」という大きな文字のキャッチコピーが目に飛び込んできます。

エアドッグはウイルスの1/6サイズの「0.0146μm」の微細粒子を除去できます。

エアドッグは米国特許取得の世界発TPAフィルターを搭載。これは、プレフィルター、イオン化ワイヤーフレーム、集塵フィルター、オゾン除去フィルターの5層構造。

エアドッグは医療機関(全国8,000ヶ所以上)や教育施設に導入されている実績があり、高い評判から支持されています。

ちなみに、「エアドッグ」で検索すると、「エアドッグ 怪しい」といったネガティブな書き込みがヒットします。

エアドッグは米国特許取得の高い技術で作られている、確かな空気清浄機。誹謗中傷的なネットの書き込みは大人目線でスキップする必要があります。

ちなみに、Airdogの正式な日本語表記は「エアドッグ」。エアードックは誤記となります。

メリット

・フィルター交換不要

→フィルターは中性洗剤で洗浄OK。エアドッグはランニングコストが安い。

・0.0146μmの微細粒子を除去

→エアドッグはウイルスの1/6サイズまで対応。

デメリット

・強運転時、空気清浄機能の低下

エアドッグは電気集塵式のため、強運転時の空気清浄機能が若干、低下します。これがエアドッグのデメリット。その反面、弱運転時は0.3μmレベルの微粒子をほぼ100%除去できます。

エアドッグの小売価格は10万円超ながら、性能を考えれば納得の製品と言えます。

仕様

【最小吸着粒子】0.0146μm

【対応面積】42畳

【動作音】

Sleep mode : 22.3dB

L1 mode : 29.4dB

L2 mode : 34.3dB

L3 mode : 41.2dB

L4 mode : 51.0dB

【サイズ】W,D,H=(30.6×31.6×65cm)

【重量】10.7kg

【定格電力】55W

【電圧】100V(50/60Hz)

【電気代】9.7円/日(L1モードの場合)

価格

エアドッグX8 Proプロフェッショナルモデル

通常販売価格:275,000円(税込)

エアドッグX5sフラッグシップパフォーマンスモデル

通常販売価格:140,800円(税込)

エアドッグX3sコンパクトモデル

通常販売価格:97,900円(税込)

Airdog空気清浄機の性能評価

【評価】★★★★★

(出典)Airdog

Blueair/ブルーエア

スウェーデンの国旗

北欧スウェーデン生まれの空気清浄機ブランド、Blueair/ブルーエア(フィルター式)。

ブルーエアのラインアップは「~13畳」から「~70畳」対応モデルまで。フィルターの価格はミニフィルターが4,000円(税込4,400円)、ブルーピュアフィルターが9,000円(税込9,900円)。

メリット

・強運転時、空気清浄機能が低下しない

ブルーエアーはフィルター交換式のため、強運転時でも空気清浄機能が低下しません。

デメリット

・フィルター交換が必要

Blueair/ブルーエアのフィルター交換サイクルは半年に1回必要ながら、強運転でも0.3μmレベルの微細粒子を100%近く除去できます。

仕様

Blueair Project 7400 Series

【最小吸着粒子】0.1μm以上の微粒子を99.97%除去

【対応面積】~40畳

【動作音】25~45dB

【サイズ】W,D,H=(30×30×69cm)

【重量】12.5kg

【消費電力】9~43W

【電圧】100V(50/60Hz)

【電気代】

0.2円/日(スピード1の場合)

1.3円/日(スピード3の場合)

価格

【Blueair Protect】
Protect 7770i(~70畳)

157,080円(税込)

Protect 7740i(~70畳)

146,080円(税込)

Protect 7710i(~70畳)

135,080円(税込)

Filter for 7700 Series

19,800円(税込)

Protect 7470i(~40畳)

124,080円(税込)

Protect 7440i(~40畳)

113,080円(税込)

Protect 7410i(~40畳)

102,080円(税込)

Filter for 7400 Series

16,500円(税込)

【Blue 3000】
Blue 3410(~35畳)

38,500円(税込)

専用フィルター:7,700円(税込)

Blue 3210(~15畳)

24,200円(税込)

専用フィルター:4,400円(税込)

Blueair空気清浄機の性能評価

【評価】★★★★★

(出典)Blueair

※評価の★の数は当ブログ管理人の個人的な独自評価です。

おすすめ空気清浄機ランキング

No.1

Blueair/ブルーエア

ブルーエアのフィルター交換サイクルが6ヶ月毎ということは、それだけ集塵効果が高い証。強運転でも集塵効果が低下しない大きな特徴があります。

ブルーエアはランニングコストがかかるものの、最強の空気清浄機と言えます。

このような方向き

・空気清浄機に高い集塵効果を求める方

・定期的なフィルター交換とランニングコストを容認できる方

No.2

Airdog/エアドッグ

エアドッグは電気集塵式のため、強運転時は空気清浄効果が若干、低下します。しかし、「0.0146μm」の微細粒子を除去できる独自技術は高く評価できます。

定期的に中性洗剤でフィルターを洗浄することで集塵効果を維持でき、ランニングコストは電気代のみ。

ブルーエアーとエアドッグを比較すると、甲乙つけがたいです。

このような方向き

・定期的なフィルター交換&ランニングコストを抑えたい方

No.3

SHARP/シャープ

かねてより、シャープのプラズマクラスター空気清浄機は高い人気を集めています。シャープの加湿空気清浄機は価格.comの人気売れ筋ランキングの中で10位以内の常連です。

No.4

Panasonic/パナソニック

No.5

DAIKIN/ダイキン

※ランキングは当ブログ管理人の個人的な独自評価です。

夏の暑さ対策、冬の寒さ対策

空気清浄機がクリーンな空気を作り出しても、人が部屋の中で呼吸する以上、室内の二酸化炭素(CO2)濃度が高まっていきます。

そこで、時々、窓を開けて外気の酸素(O2)を室内に取り入れる必要があります。

夏季

夏の太陽
Summer

日本の夏は真夏日の記録が夏の風物詩と化し、猛暑日の記録が連続することもあります。

窓から室内に流入してくる日射熱が室温を上げてしまいます。また、窓を開けて換気すると、暑く湿った外気が一斉に室内に流入してきます。

冬季

雪
Winter

冷え切った外気が窓とサッシを冷やし、室温を下げる方向に作用します。同時に、エアコン暖房などの暖房器具で暖められた熱(遠赤外線)が窓から外へ流出します。

建築物の最大の弱点は「窓」。

建物の壁、屋根、床の中で、窓は最も断熱性能が低い場所。夏は暑く、冬は寒くなる大きな原因は建物の「窓」。

そこで、窓に遮熱と断熱性能を加えることで、夏はより涼しく、冬はより暖かい室内環境を整えることができます。

具体的には、窓ガラスに建築用のガラスフィルムを施工します。

窓ガラスフィルムで暑さ、寒さ対策

窓ガラスフィルムの種類

夏の暑さ対策

具体的には、窓ガラスに建築用の「遮熱フィルム」または「遮熱断熱フィルム」を施工します。

「遮熱フィルム」は夏の眩しく暑い日射熱を大幅にカットし、エアコン効率がアップします。これにより、節電にも繋がります。

詳細は関連記事をご参照ください。

【関連記事】

冬の寒さ対策

「遮熱断熱フィルム」は夏の眩しく暑い日射熱を大幅にカットし、窓の断熱性能が約30%アップするため、冬の室内がより暖かくなります。

詳細は関連記事をご参照ください。

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