目隠しフェンスのメリット,デメリット&種類と選び方,外構費用

目隠しウッドフェンス 窓ガラスフィルム-ブログ

一戸建て住宅の立地条件や隣家との位置関係、間取りによっては、外からの視線が気になります。

そこで、目隠し対策の選択肢として、外構工事で目隠しフェンスを設置する方法があります。目隠しフェンスの種類は多種多様。素材は大きくアルミ製、樹脂製、木製の3種類。

日本人はプライバシーの確保に気を使う国民性なのか、中には、高さ2m前後の目隠しフェンスで家が囲まれていて、庭も1Fもまったく見えないような家を見かけることがあります。

これは極端な例ながら、隣家との境にプライバシー対策の目隠しフェンスが設置されている家もあります。

目隠しフェンスは他のシンプルなフェンスより外構費用が高額になるため、後悔のないフェンスを選びたいもの。

では、当ブログは目隠しフェンスのメリット&デメリット、素材、費用、フェンスを設置する目的、目隠しフェンスの必要性、アメリカと日本のフェンス事情、後悔しないための目隠しフェンス設置法を解説します。

更に、最新の目隠し対策をご紹介します。

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目隠しフェンスのメリット、デメリット

一戸建て住宅の目隠しフェンス

目隠しフェンスを設置する際、後々、後悔しないためにも、慎重なフェンスの選択と設計が大切です。特に、南向きの家の道路面にフェンスを設置する際、センスが要求されます。

このセンスとは、家の外観や外壁の色、周囲の景観にマッチする目隠しフェンスを選ぶ感覚が大切です。

家の敷地をぐるりと1周、取り囲むように目隠しフェンスを設置すると、建物が要塞のように見えてしまい、日当たりと通風が悪化します。家の顔でもあるファサードにマッチしない目隠しフェンスを設置してしまうと、不格好で不快な生活環境を招いてしまいます。

目隠しフェンスの高さは概ね160cm~180cm。大きく縦格子と横格子があります。

防犯対策のためには縦格子の方がベターながら、家のデザインと色にマッチするフェンスを選びたいものです。

メリット

・タイプによっては、外からの視線をほぼカットできる。

・住人のプライバシーを確保できる。

・通風性を考慮した目隠しフェンスもある。

・天然木と見紛う樹脂製フェンスもある。

デメリット

・タイプによっては、日当たりと通風性の悪化。

・圧迫感を感じる。

・庭や建物に影ができる。

・割高な工事費用。

目隠しフェンスの素材

目隠しフェンス、ウッドフェンス

目隠しフェンスの素材は大きくアルミタイプ、樹脂タイプ、木の3種類。

アルミフェンス

よく使われている目隠しフェンスはアルミタイプ。アルミに木目が印刷されたラッピング材を貼り付けてあるタイプやポリカーボネートがセットしてあるタイプもあります。

メリット

・耐久性が高く、メンテナンス不要

・錆びない

デメリット

・強い衝撃により変形しやすい

・質感が無機質

木目調樹脂フェンス

木に近い質感があり、劣化やひび割れなどがほとんど無い素材。塗装のメンテナンスも不要です。また、竹タイプの製品もあります。

メリット

・離れた場所から見ると天然木と変わらない質感

・温かみを感じる質感

・水に強い

・経年劣化しにくい

デメリット

・熱を持ちやすく収縮する

・傷が付きやすい

・高価

樹脂フェンス+ポリカーボネート

木に近い樹脂フェンスに通称「ポリカパネル」と呼ばれるポリカーボネートを組み合わせたポリカフェンス。これにより、採光を確保して目隠し対策も可能となります。

メリット

・離れた場所から見ると天然木に近い質感

・温かみを感じる質感

・水に強い

・経年劣化しにくい

・採光を確保できる

デメリット

・熱を持ちやすく収縮する

・傷が付きやすい

・高価

天然木製フェンス

天然木のフェンスは高い質感が最大の長所。

しかし、天然木は定期的な塗装メンテナンスが必須。天然木フェンスのメンテナンスを怠ると、木が朽ちていき、みすぼらしい外観になってしまいます。

定期的なメンテナンスが難しいのであれば、天然木以外のフェンスをおすすめします。

メリット

・天然木ならではの高い質感

・温かみを感じる質感

・熱を持ちにくい

デメリット

・変色や劣化が早い

・定期的なメンテナンスが必要

目隠しフェンスの外構費用

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目隠しフェンスの設置費用はタイプによって異なるものの、一般的なメッシュフェンスに比べて外構費用が高くなります。以下は、1mあたりの工事費込みの概算費用です。

一般的な目隠しフェンス

・一般的な目隠しフェンス:約6万円/m(工事費込み)

三協アルミ、目隠しフェンス

・三協アルミ M.グローリア(ポリカーボネート板タイプ):約10万円/m(工事費込み)

LIXIL/リクシル、目隠しフェンス

・LIXIL/リクシル Gスクリーン(ポリカーボネート板タイプ)約:10万円/m(工事費込み)

三協アルミのM.グローリアとLIXIL/リクシルのGスクリーンには、フェンスにすりガラスタイプのポリカーボネート板が組み込まれています。これにより、外からの視線を完全にカットしながら採光できます。

以上は一例ながら、南向きの家の道路面に10mの目隠しフェンスを設置するとなると、それだけで60~100万円の外構費用になります。

フェンス選びは好みにも左右されるものの、家の南側全面に目隠しフェンスを設置すると、どうしても圧迫感を感じます。

また、目隠しフェンスは庭や建物に影を作ってしまい、特に太陽高度が低い冬季は庭一面と掃き出し窓、リビングが日陰になってしまう場合もあります。

コスパを考えると、リビングの掃き出し窓が見えにくくなるように目隠しフェンスを設置することで、より費用対効果を得ることができます。

フェンス設置の目的

フェンスと犬

フェンスを設置する目的は防犯、安全性の確保、敷地境界の明示。

防犯

以上3つの中で、フェンスで防犯性能を高めるとなると、家の敷地四方にある程度の高さのフェンスを設置します。

中には、防犯性を意識した要塞のような家を見かけることがあるものの、割合としてごくわずかです。

安全性の確保

フェンスの最大の役目は安全性の確保。

坂道に建っている家の土地形状はひな壇になっています。家の敷地から人やペットの落下を防止する目的でフェンスは重要な役割を果たします。

また、平地に建つ一戸建て住宅でペットを飼っている場合、庭からペットの脱走を防止する目的でフェンスは大いに有用です。

敷地境界の明示

隣家との敷地境界には、よくブロックとフェンスが設置されています。

アメリカでは隣家との境界にブロックや塀が無い家が多いものの、日本ではよく敷地境界にフェンスが設置されています。

目隠しフェンスの必要性

目隠しフェンスが必要なのか否かは、国民性の違いもあります。

アメリカのフェンス事情

一例として、一般的なアメリカの一戸建て住宅の庭には芝生が植えられていて、フェンスを設置しないオープン外構がほとんど。

この写真の家は敷地面積が広く、立派なアメリカの家。大きなビルトインガレージ付きです。

アメリカの一戸建て住宅

当ブログの管理人は約2年ほどアメリカで生活した経験があります。居住していたのはワシントン州のシアトル。レンタカーを借りてオレゴン州、カリフォルニア州、ネバダ州を旅した経験もあります。

アメリカ国内の様々な家を眺めてきた経験から、アメリカの家々の庭には一定の法則のようなものが見えてきます。

アメリカ大陸は巨大なため一概には言えないものの、治安があまり良くないエリアであっても、目隠しフェンスなどの背が高いフェンスが設置されている家をあまり見かけません。

ごく一部の富裕層は大都市ではマンション暮らし、あるいは、特定エリアが背の高いフェンスで囲まれていて、ゲートにセキュリティGuyが24時間待機しています。

言わば、富裕層ビレッジのような区画が作られていて、ゲート以外から出入りすることはできません。

管理人はこのような富裕層ビレッジに出入りした経験があります。その区画内の家々の庭は全て芝生で覆われていて、各家を仕切るフェンスや家の前のフェンス類は一切ありませんでした。

このようにアメリカでは、一戸建て住宅に目隠しフェンスのような背が高いフェンスの設置(クローズド外構)は少数派です。

日本のフェンス事情

ウッドフェンス、木製フェンス

日本の一戸建て住宅に設置されているフェンスは様々。外国人観光客が日本のフェンスを眺めると、そのワイドバリエーションに驚きを感じるに違いありません。

それらフェンスの中で、目隠しフェンスの設置には慎重さとセンスが必要です。

もし、家の敷地四方に目隠しフェンスを設置するとなると、圧迫感と日当たりの悪化、通風性の悪化(風を通さないタイプ)、湿度上昇などの問題を抱えてしまい、住み心地が悪化します。

更に、湿度の影響を受けて建物の外壁にコケが発生し、中長期的には家の耐久性が懸念されます。また、要塞のような雰囲気を醸し出している家は街の景観との調和の問題もあります。

昭和の時代、プライバシー確保と防犯目的を兼ねて、背の高い塀やブロック塀を設置している家を見かけました。

ところが、塀が外部からの視線をカットしてしまうと、却って不審者が侵入しやすくなります。また、ブロック塀の倒壊による痛ましい事故が発生しているため、今や新築+背の高いブロック塀を見かけることはほとんどありません。

背の高いブロック塀や目隠しフェンスよりも、ある程度の視認性のあるフェンスでオープン外構にした方が防犯に適しています。

後悔しないための目隠しフェンス設置方法

家の外構工事は嗜好的な要素を含んでいます。外構工事で駐車場と家周囲の外観を整えることで、家がより一層、引き立ちます。

他方、家の立地条件によっては、フェンスが不要な場合も多々あります。

メッシュフェンス

目隠しフェンスの外構工事は1mあたり6~10万円の費用がかかります。道路に面した家の敷地に目隠しフェンスを設置すると、設置費用がかさみます。

また、日当たりと風通しの悪化で後々、「しまった・・・」と後悔しないためにも、目隠しフェンスは限定的に設置した方がいいでしょう。

・リビングの掃き出し窓を隠すように限定的に目隠しフェンスを設置。

+

他の部分はメッシュフェンスなどを選択。

(メッシュフェンスの価格:1~2万円/m(工事費込み))

フェンスの色とデザインを合わせて2種類のフェンスを組み合わせることで、日当たりと通風を確保しながら快適な住環境を整えることができます。同時に外構工事のコストを抑えることができます。

他の目隠し対策

目隠しフェンスは耐風圧強度を確保した構造のため、メッシュフェンスに比べて設置費用が高くなりがち。また、製品によっては庭と家に大きな影を作ってしまいます。

そこで、家の外に目隠し対策を施すのではなく、家の中に目隠し対策を施す方法もあります。

具体的には、窓ガラスの内側に目隠しフィルムを施工します。目隠しフィルムは単に外からの視線対策だけでなく、室内からの眺望をしっかり確保できます。

そして、99%以上UVカット、遮熱性能、遮熱断熱性能、日射調整、ガラス飛散防止等の機能を併せ持ちます。フィルム1枚が複数の機能を持っているのが目隠しフィルムの大きな特徴です。

気になる目隠しフィルムの施工価格は目隠しフェンスの外構費用の約「50%~75%OFF」。

目隠しフィルムでプライバシー保護

窓ガラスフィルムの種類

目隠しフィルムには、色味のあるタイプからミラータイプまで様々。

色味の薄い目隠しフィルムでも、外から室内が見えにくくなります。そして、室内はほとんど暗くならず、室内から外がよく見える眺望の良さが大きなメリットです。

まとめますと、目隠しフィルムは以下の特長があります。

・外から室内が見えにくい。

・室内から外がはっきり見える。(高い眺望性)

・99%以上、紫外線カット(肌と室内の日焼け対策)

・遮熱効果(夏季の節電効果)

・遮熱断熱効果(夏季と冬季の節電効果)

・ガラス飛散防止

詳細は関連記事をご参照ください。

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