網入りガラスに目隠しシート,防犯フィルム,遮熱フィルムを貼れる?

網入りガラス(磨菱型ワイヤー) 窓ガラスフィルム-ブログ

「網入りガラス」とは、窓ガラスに黒くて細いワイヤーが入っているワイヤー入りガラス(鉄線入りガラス)。(アイキャッチの写真▲)

誰もが「網入りガラス」を見かけたことがあると思います。

網入りガラスは型板ガラスにワイヤーが入っているタイプもあれば、フロートガラス(普通の窓ガラス)の上下方向にワイヤーが入っているタイプもあります。

これらの網入りガラスに目隠しフィルムや遮熱フィルム、遮熱断熱フィルム、飛散防止フィルム、防犯フィルムなどを貼ることができるのでしょうか?

基本的に網入りガラスにガラスフィルムの施工はリスクがあります。「網入りガラスにフィルムを貼れない。」と回答する業者さんもあろうかと思います。

実のところ、どうなのでしょうか?

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網入りガラスにガラスフィルム施工は熱割れリスク大

網入りガラス(角形霞ワイヤー)

当ブログ管理人の立場として、結論からお話しますと、網入りガラスにガラスフィルムの施工は熱割れリスクが高くなります。

しかし、網入りガラスの種類と設置環境、フィルムの種類と相性によっては熱割れ計算後(※)、フィルム施工が可能な場合はあります。ただ、細心の注意が必要です。

これはプロの領域のため、くれぐれも一般の方は網入りガラスに安易な気持ちでフィルムを貼り付けないようにしてください。

網入りガラスはガラスの中にスチール線が入っているため、普通のフロートガラスに比べて強度が60%程度しかありません。

要は、網入りガラスは強度が低いのです。

これが理由で、網入りガラスにフィルムの施工は簡単ではないのです。

熱割れ計算とは?

【1】窓ガラスの熱割れ計算とは、建築物の場所、ガラスの種類、設置角度、ガラスの形状と厚さ、中空層の厚さ、ガラスの光学的性能、ガラス寸法、外的影の影響、カーテンの有無、サッシの色、板ガラスの固定方法などのパラメーター

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【2】施工するガラスフィルムのパラメーター

プロ業者は以上の条件から、窓ガラスの熱割れ計算を実施します。

窓ガラスに貼り付ける各種フィルムは、目隠しシート、断熱シート、遮光シート、遮光フィルムなどと表現されています。当ブログ記事では、それらを順に目隠しフィルム、遮熱断熱フィルム、遮熱フィルム、遮熱フィルムと表現しています。

以下、Q&A形式で解説します。

Q1-網入りガラスに目隠しフィルムを貼れる?

A1

熱割れ計算をしないことには、はっきりとしたことは言えません。ただ、網入りガラスに目隠しフィルムの施工は難しい傾向があります。

Q2-網入りガラスに遮熱フィルムを貼れる?

A2

網入りガラスの遮光方法として、遮熱フィルムの施工が思い浮かぶことでしょう。

しかし、これは熱割れ計算をしないことには、はっきりとしたことは言えません。網入りガラスに遮熱フィルムの施工は熱割れリスクが高くなります。

なお、網入りガラスの設置環境と遮熱フィルムの種類によっては、施工可能な場合はあります。

一般の方がホームセンターなどで販売されている「遮熱シート」を網入りガラスの窓に貼ろうとすると、熱割れリスクがあるため要注意です。

Q3-網入りガラスに遮熱断熱フィルムを貼れる?

A3

熱割れ計算をしないことには、はっきりとしたことは言えません。ただ、網入りガラスに遮熱断熱フィルムの施工は熱割れリスクが高くなります。

なお、網入りガラスの設置環境と遮熱断熱フィルムの種類によっては、施工可能な場合はあります。

一般の方がホームセンターなどで販売されている「断熱シート」を網入りガラスに貼ろうとすると、熱割れリスクがあるため要注意です。

Q4-網入りガラスに飛散防止フィルムを貼れる?

A4

当店が取り扱っている飛散防止フィルム(紫外線99%以上カット)でしたら、網入りガラスにフィルム施工が可能な場合があります。

一般の方がホームセンターなどで販売されている「飛散防止フィルム」を網入りガラスに貼る場合、ケースバイケースです。あくまで自己責任となります。

網入りガラスのフィルム施工方法
型板ガラスの網入りガラス

型板ガラス(表面に凹凸があるタイプ)の網入りガラスは通常、凹凸面が室内側に設置されています。この場合、室内側に型板ガラス用のフィルムを施工します。

あるいは、室外からフィルムを施工するケースもあります。

フロートガラスの網入りガラス

フロートガラス(普通の透明ガラス)の網入りガラスの場合、室内側にフィルムを施工します。

Q5-網入りガラスに防犯フィルムを貼れる?

A5

熱割れ計算をしないことには、はっきりとしたことは言えません。

また、網入りの型板ガラスの場合、ガラスの凹凸面が室内側に設置されています。よって、ガラスの室内側に防犯フィルムを施工できません。

そして、室外側に防犯フィルムの施工は不可です。これは、フィルム本来の性能を発揮できないためです。

フィルム施工の可不可を明言できない理由

網入りガラスに各種フィルム施工の可否を明言できない理由として、網入りガラスには種類があり、窓の設置環境も異なります。

また、各種フィルムの仕様により、網入りガラスとの相性問題があります。

以上の理由から、網入りガラスに各種ガラスフィルム施工の可否について、一概に言えないのです。

プロにご相談ください

窓ガラスにフィルムを施工中

以上のように、各種網入りガラスにガラスフィルムの施工は熱割れリスクが高くなります。

よって、一般の方が網入りガラスに不適切なフィルムやシートの貼り付けはリスクが高く、注意が必要です。

網入りガラスには、何もしないのが賢明です。

そして、網入りガラスに各種機能性を持つガラスフィルムの施工をご検討の場合、プロにご相談ください。

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