一戸建て住宅やマンション、オフィス、店舗等、幅広い建築物の内壁に施工されている「壁紙/クロス」。
「壁紙/クロス」は年数経過と共に徐々に汚れていきます。しかし、壁紙をこまめに手入れしている方は少数派ではないでしょうか?
「エッ?壁紙って掃除するの?」
と思う方が多いかもしれません。
「壁紙/クロス」は年数をかけて徐々に汚れていくため、その汚れに気付かない方が大多数。
日常的にフローリングに掃除機をかけてフロア・ワイパーなどで手入れをしていても、壁紙は放置しがち。
多くの壁紙はほとんど放置状態ながら、壁紙は室内の塵(ちり)や埃(ほこり)、手垢、キッチンで使う油、花粉、タバコの煙などの影響を受けて確実に汚れていきます。
同時に、壁紙にニオイも付着します。
特にトイレの「壁紙/クロス」は汚れとニオイが付着しやすい傾向があります。
そこで、「壁紙/クロス」のクリーニング方法をご紹介します。更に、太陽の紫外線による劣化から「壁紙/クロス」守る対策もご紹介します。
中長期的に汚れていく壁紙/クロス
建物の中で一番、汚れやすい場所は当然ながら床。万物は重力の影響を受けているため、室内の塵(ちり)や埃(ほこり)、花粉などが床に落下します。
それと同時に、室内空間の様々な汚れは「壁紙/クロス」にもじわじわと中長期的に付着していきます。特に一般家庭のトイレとキッチンの「壁紙/クロス」は汚れが付着しやすく、同時にニオイも付着します。
完成後、3~5年以内の築浅物件であれば、「壁紙/クロス」の汚れは僅かといったところでしょう。
その後、5~10年以上が経過すると、「壁紙/クロス」は徐々に汚れていきます。10~15年超が経過すると、場所によっては「壁紙/クロス」の汚れが気になります。
照明スイッチ周辺が僅かに黒ずんできたり、キッチンの「壁紙/クロス」の所々が茶色く変色してきます。
喫煙者が室内でタバコを吸う場合、明らかに壁から天井にかけてヤニが付着し、茶色く変色していきます。また、室内に仏壇がある場合、線香の煙により、壁から天井にかけて汚れが付着していきます。
壁紙/クロスの汚れ落とす方法
完成から相当の年数が経過しているマンションや一戸建て住宅の場合、室内の「壁紙/クロス」は全体的に汚れています。
ただ、室内の壁全体の汚れ落としを想像すると、内壁の面積が広すぎて途方に暮れてしまいます。腰が重くなってしまい、「うーん」と唸ってしまいます。
部分的な壁紙/クロスの汚れ落としからスタート
そこで、部分的な「壁紙/クロス」の汚れ落としならば、少しは腰が軽くなります。
週末の空いた1時間を利用する「壁紙/クロス」クリーニングならば、気分的にも体力的にも負担は小さくなります。
そこで、最初にクリーニングしてみたい場所はトイレの「壁紙/クロス」。
用意するもの8点
「壁紙/クロス」をクリーニングするにあたり、天井付近から床まで作業するため以下のモノが必要です。
セスキの【激落ちくん】®(粉末タイプ)500g
「壁紙/クロス」の汚れ落としにはセスキの【激落ちくん】®(粉末タイプ)500gがおすすめ。
※500gの【激落ちくん】®(粉末タイプ500g)で500mlスプレー容器×100本分の洗浄剤を作れます。
セスキの【激落ちくん】®の特徴
・自然界に存在する成分で環境に配慮した洗浄剤。
・水に溶けやすい粉末で、あっという間にスプレー液が作れる。
成分 | セスキ炭酸ソーダ |
液性 | 弱アルカリ性 |
容量 | 500g |
(出典)セスキの【激落ちくん】®パッケージ裏面参照
用途
レンジまわり、グリル、換気扇、キッチンシンク、電子レンジ、冷蔵庫、ドアノブ、照明スイッチ、タバコのヤニ落とし、衣類の部分汚れ
(出典)セスキの【激落ちくん】®パッケージ裏面参照
洗浄液の作り方
500mlスプレー容器に「500mlの水道水」と【激落ちくん】®(粉末タイプ)「5g」を入れ、よくシェイクします。
(※)デジタル式のキッチンスケールを利用すれば、【激落ちくん】®を正確に計量できます。
500mlスプレー容器
500mlスプレー容器は100均で入手できます。水道水に粉末状の【激落ちくん】®を溶かして使用します。
ゴム手袋
洗浄液から手を守るためにゴム手袋が必須。
雑巾
使い古したタオルや雑巾を多めに「5~6枚」以上を用意。
マスク
天井付近の「壁紙/クロス」に洗浄剤をスプレーするため、マスクで安全対策。
保護メガネ
スプレー時の目を保護するため、保護メガネで安全対策。
脚立
天井付近の「壁紙/クロス」に洗浄剤をスプレーするため、高さ80cm以上の脚立が必須。
ヘルメット
脚立に乗って壁紙/クロスを掃除するため、ヘルメット着用が安心。
壁紙/クロスの汚れ落とし手順
トイレ編
まずは、汚れとニオイが付着しやすいトイレの「壁紙/クロス」からクリーニングをスタートします。
(※)壁紙/クロスをクリーニング中、スプレー容器の洗浄液が不足してきた場合、追加で洗浄液を作ります。
【Step 1】洗浄テスト
まず最初に「壁紙/クロス」の目立たない場所に洗浄剤をスプレーし、タオルや雑巾で汚れを拭き取ります。
この時点で「壁紙/クロス」の変色が無いことを確認します。
→ 壁紙の色がやや薄くなり、タオルに汚れが付着しているならば、汚れが取れた証です。
【Step 2】Type1 – 壁紙の上段から中段のクリーニング
脚立を用意し、トイレの一番、奥(トイレのドアを開けて正面の壁)の「壁紙/クロス」からクリーニングをスタート。
脚立に乗り、天井付近の「壁紙/クロス」に洗浄剤をスプレーしながらタオルで汚れを拭き取ります。
→ トイレに窓が設置されている場合、網戸と窓ガラスもクリーニングします。
→ 縦と横、約50cm四方にスプレーし、「壁紙/クロス」を分割しながらクリーニングを進めます。
→ 壁の中段までクリーニングが完了したら、Step 3に移ります。
【Step 3】Type2 – 壁紙の上段から中段のクリーニング
次に、トイレ左右の天井付近の「壁紙/クロス」に洗浄剤をスプレーしながらタオルで汚れを拭き取ります。
→ 縦と横、約50cm四方にスプレーし、「壁紙/クロス」を分割しながらクリーニングを進めます。
→ 壁の中段までクリーニングが完了したら、Step 4に移ります。
【Step 4】Type3 – ドアの上段から中段のクリーニング
トイレのドアにセスキの【激落ちくん】®を使用できる場合に限り、同様の手順で洗浄剤をスプレーしながらタオルで汚れを拭き取ります。
→ ドアの中段までクリーニングが完了したら、Step 5に移ります。
【Step 5】Type1 – 壁紙の中段から下段のクリーニング
以上のStep 4でトイレの内壁4面の上段から中段にかけてのクリーニングが完了しました。次に、トイレ内壁4面の中段から下段にかけてクリーニングします。
トイレの一番、奥(トイレのドアを開けて正面の壁)の「壁紙/クロス」中段から下段にかけてクリーニングをスタート。
トイレのタンクや本体もクリーニングします。
【Step 6】Type2 – 壁紙の中段から下段のクリーニング
トイレ左右の壁の中段から下段にかけて「壁紙/クロス」に洗浄剤をスプレーしながらタオルで汚れを拭き取ります。
【Step 7】Type3 – ドアの中段から下段のクリーニング
トイレのドアにセスキの【激落ちくん】®を使用できる場合に限り、同様の手順でドアの中段から下段にかけて洗浄剤をスプレーしながらタオルで汚れを拭き取ります。
以上のStep 7でトイレの内壁4面のクリーニングが完了しました。
【Step 8】床のクリーニング
最後に床をクリーニングします。
手順として、トイレの一番、奥の床から洗浄剤をスプレーしながらタオルで拭き取ります。
トイレの入り口の床までクリーニングしたら完了です。
セスキの【激落ちくん】®の効果
築15~20年以上が経過している建物の場合、トイレの壁紙/クロスは想像以上に汚れています。
セスキの【激落ちくん】®の洗浄液を壁紙/クロスにスプレーしながらクリーニングすると、タオルに想像以上の汚れを確認できます。
それと同時にセスキの【激落ちくん】®の洗浄効果により、明らかな消臭効果を実感できます。
トイレの便器と温水洗浄便座をこまめに掃除しているのにトイレのニオイが気になる場合、その原因は壁紙/クロスの汚れである可能性があります。
まとめ
日常的に建物の床の掃除は常識的ながら、内壁の壁紙/クロスの掃除はなおざりになりがち。しかし、壁紙/クロスも年数をかけて徐々に汚れていきます。
様々な壁紙/クロスの洗浄剤の中で、セスキの【激落ちくん】®(粉末タイプ)500gは使いやすく、コスパを含めて非常に優れています。
最初はトイレの壁紙/クロスの汚れ落としからスタート。次に、キッチンや脱衣所などを順番でクリーニングしていけば、気分的にも体力的にも負担が小さくなります。
壁紙/クロスの劣化予防対策
壁紙/クロスは室内の塵(ちり)や埃(ホコリ)、花粉などの影響で年数をかけて汚れていきます。それと同時に、太陽光の紫外線の影響により、壁紙/クロスが徐々に変色していきます。
汚れて変色している壁紙/クロスを張り替えるとなると、素人のDIYではほとんど不可能。家具類の移動と費用を含めて大仕事になります。
そこで、中長期的な対策として、窓ガラスに「UVカットフィルム」や「遮熱フィルム」、「遮熱断熱フィルム」を貼り付けることで壁紙/クロスの変色を抑制できます。
同時にフローリングの変色も抑制できます。
プロ用の窓ガラスフィルムは全てUVカット率、99%以上。
よって、居住空間で生活する私たちの日焼けやしみ、しわなども抑制できます。詳細はお問い合わせください。
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