窓ガラスの断熱シート選びは熱貫流率が低いガラスフィルムがお勧め

凍り付いた窓ガラス 窓ガラスフィルム-ブログ
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冬季、窓際の冷気対策として、窓ガラスに貼り付ける断熱シートや断熱機能を持つガラスフィルムなどがあります。

窓ガラス周囲の寒さ対策として、店舗で手軽に買える断熱シートからプロ業者用の本格的な断熱ガラスフィルムまで多種多様。

それらの中で、プロ用のガラスフィルムには熱貫流率(ねつかんりゅうりつ)というスペックが与えられています。

では、窓ガラスやサッシ、建築業界で使われている「熱貫流率」について解説します。

[窓]+ガラスフィルムで快適空間-ガラスフィルムが室内の様々なお悩みを解決。プロ業者が施工する、ガラスフィルムのラインアップ。

熱貫流率とは?

建築物の壁と窓ガラス、床、屋根を通して熱が室内から室外へ、そして、室外から室内へ移動しています。

夏季

夏季、暑い外気熱が室内に流入

・日射熱が窓ガラスから室内へ流入。

冬季

冬季、暖かい室内の熱が窓ガラスを通して室外へ流出

・暖房が効いている暖かい室内の熱の約60%が窓から外へ流出。

熱貫流率(U値)

熱貫流率とは、外と室内の温度差が1℃の時、「1時間」あたり「1m2」の面積を通過する熱量をW(ワット)で表した数値。

熱貫流率の単位

熱貫流率の単位は「W/m2・K」。読み方はワット毎平方メートル毎ケルビン。熱貫流率を「U値」と言います。

一般的な窓ガラスに使われている「透明フロートガラス(3mm)」の熱貫流率は「6.0W/m2・K 」。

熱貫流率が低いほど断熱効果が高い

簡単に解説しますと、こちら。

窓ガラスの熱貫流率が低いほど断熱効果が高い

室内の熱が外へ逃げにくく、冬季の室内が暖かい。

GLAFIL/グラフィルの熱貫流率

グラフィル/GLAFIL 窓ガラスフィルム

GLAFIL/グラフィルのラインアップの中には、フィルム1枚で遮熱と断熱の両方の機能を持つフィルムがあります。

GLAFIL/グラフィルのラインアップ

GLAFIL/グラフィルは2種類の遮熱、断熱フィルムのラインアップがあります。熱貫流率と関連データはこちら。

製品名熱貫流率
(W/m2・K)
遮蔽係数日射熱
取得率
可視光線
透過率
(%)
RSP35LE4.30.430.3837
NS70LE4.60.610.5468

グラフィルの「RSP35LE」はシルバー系の遮熱断熱フィルムで熱貫流率は「4.3」。そして、NS70LEはクリア系の遮熱断熱フィルムで熱貫流率は「4.6」。

3MTM、LOW-Eシリーズの熱貫流率

3M-窓ガラスフィルム

3MTMのLOW-Eシリーズはフィルム1枚で遮熱と断熱の両方の機能を持つ窓ガラスフィルム。

3MTM、LOW-Eシリーズのラインアップ

3MTMのLOW-Eシリーズは2種類の遮熱、断熱フィルムのラインアップがあります。熱貫流率と関連データはこちら。

製品名熱貫流率
(W/m2・K)
遮蔽係数日射熱
取得率
可視光線
透過率(%)
LOW-E704.60.640.5672
LOW-E20
シルバー
4.60.270.2420

3MTM「LOW-E70」と「LOW-E20シルバー」の遮蔽係数と日射熱取得率、可視光透過率は違うものの、熱貫流率は同じです。

住友理工、リフレシャインの熱貫流率

住友理工-窓ガラスフィルム-リフレシャイン

住友理工のリフレシャインもフィルム1枚で遮熱と断熱の両方の機能を持つ窓ガラスフィルム。

住友理工、リフレシャイン/Refleshineのラインアップ

住友理工、リフレシャイン/Refleshineは2種類の遮熱、断熱フィルムのラインアップがあります。熱貫流率と関連データはこちら。

製品名熱貫流率
(W/m2・K)
遮蔽係数可視光線
透過率(%)
TW324.50.6673
TW36A4.50.5966

リフレシャイン「TW32」と「TW36A」の遮蔽係数と可視光透過率は違うものの、熱貫流率は同じです。

TW32はほぼ透明に近いフィルム。室内の明るさを求めるならば「TW32」、より夏の日射熱を防ぎたいのであれば「TW36A」を選択します。

まとめ

前述のように、 一般的な窓ガラスに使われている3mm厚、透明フロートガラスの熱貫流率は「6.0W/m2・K 」。

3mm厚のフロートガラスにわずか厚さ50μm(※マイクロメートル)の遮熱、断熱フィルムを施工することで熱貫流率の数値が低くなります。

※50μmは髪の毛1本の太さとほぼ同じ。

グラフィル「RSP35LE」ガラスフィルムの熱貫流率は「4.3 W/m2・K

【Before】ガラスフィルム未施工

3mm厚、透明フロートガラスの熱貫流率:6.0 W/m2K

【After】ガラスフィルム施工後

グラフィル「RSP35LE」ガラスフィルムの熱貫流率: 4.3 W/m2K

6.0×4.3×1/6=4.3W/m2・K

熱貫流率の値が「6.0」から「4.3」に値が小さくなるということは、断熱効果が高いという意味

この4.3W/m2・Kという値は、ほぼ「ペアガラス+アルミサッシ」の熱貫流率に相当します。

ガラスフィルムの施工で普通の窓ガラスより熱を通しにくくなり、部屋を暖かく保つ効果があるという意味です。

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