茂木和哉は家の窓ガラス,鏡のウロコ取りの中でおすすめの水垢洗剤?

茂木和哉の水垢洗剤 窓ガラスフィルム-ブログ

ドラッグストアやホームセンター等で「茂木和哉」シリーズの家庭用洗浄剤を見かけることが多くなりました。

この「茂木和哉」の読み方は「もてぎかずや」。 「茂木和哉」は茂木和哉株式会社の社長さんの氏名。

この世の商品には、様々な商品名が付けられているものの、会社の代表取締役の氏名を商品名にしてしまうところが突き抜けていると言いましょうか、斬新な発想とも言えます。

このような会社の社長さんは、個性的で商品に自信があるものと窺えます。

ネットで「茂木和哉」と検索すると、53万件以上の検索結果がヒットします。

知名度が高まりつつある「茂木和哉」のラインアップの中で、「秋田の温泉生まれの水垢洗剤」は窓ガラスや鏡に付いてしまったガンコなうろこ取り用の洗剤。

家やマンションの窓ガラスや鏡についてしまった頑固なウロコ、水垢でお悩みの方にとって、茂木和哉の水垢洗剤は救世主となるのでしょうか?

そこで、当ブログの管理人が実際に「茂木和哉」水垢洗剤を使ってみたレビューをお届けします。

合わせて、クエン酸、メラミンスポンジ、キイロビン、モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー、耐水ペーパー、ダイヤモンドパッド®の特徴とウロコ取り効果についてもご紹介します。

では、その前に、

なぜ窓ガラスやお風呂場の鏡、カランに頑固なウロコが付いてしまうのか?その理由を解説します。理由を知ることで、ウロコの予防策が見えてきます。

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なぜ窓ガラスや鏡にウロコが付く?

Bathroom/バスルームの鏡

水道水は微量のカルシウム成分を含んでいます。更に、水道水はケイ素やマグネシウム、シリカ等を含むため、水分の蒸発によりミネラル成分が鏡やガラス、シンクに残ります。

ガラスや鏡に付着した水道水をそのまま放置すると、表面に白っぽいミネラル成分が残ります。このサイクルが繰り返されることで、頑固にこびりついたウロコと化していくのです。

ウロコ、水垢の汚れはアルカリ性。

アルカリ性の汚れに対して、中性やアルカリ性洗剤を使用しても落とすことはできません。

よって、キッチンの中性洗剤やアルカリ性の重曹、マジックリン等を使ってもウロコ、水垢を落とすことはできないのです。

ウロコ取り方は大きく2つ

アルカリ性のウロコ、水垢を除去するためには、反対の性質を持つ「酸性の物」を使う方法があります。そして、もう1つは「物理的」にウロコを落とす方法があります。

簡単に入手できる酸性の物はこちら。

酸の力でウロコ取り

・お酢

・レモン

・クエン酸

・サンポール

これらの中で、サンポールはトイレ用洗剤として有名。

ガラスのウロコ取りにサンポールはハイリスク

GoogleやYouTubeで検索すると、ウロコ取りにサンポールが使える的な情報がヒットします。サンポールは塩酸を9.5%含み、pH1~pH2(ピーエッチ)。

サンポールはクエン酸より強力なため、取り扱いに十分な注意が必要です。

もし、バスルームや洗面所の鏡にサンポールを使用すると、蛇口などの金属部分を腐食させてしまう危険性があります。金属部分が腐食してしまったら、もう後戻りできません。

よって、一般の方がトイレからサンポールを持ち出して、ウロコ取りに使うのはリスクが伴います。

となりますと、安全で使えそうな酸性の物は「お酢、レモン、クエン酸」。

これらの中でキッチンの物を使うのはコスパの面で劣ります。とすると、残すは「クエン酸」。後ほど、クエン酸についてお話しします。

物理的にウロコ取り

物理的にウロコを取る方法として、

・メラミンスポンジ

・水垢洗剤

→「茂木和哉、秋田の温泉生まれの水垢洗剤」「モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー」「キイロビン」等。

・耐水ペーパー

・ダイヤモンドパッド

以上が挙げられます。これらは、物理的にウロコを落とす方法です。

ウロコ取りのまとめ

ウロコ取りをまとめると、大きく以下の2種類があります。

・クエン酸などの「酸性の物」でウロコを取る。

・「物理的」にウロコを落とす。

酸の力でウロコ取り

クエン酸

ダイソー/クエン酸クリーナー

クエン酸クリーナーは100均のダイソーで入手できます。ダイソーでは、写真のスプレー付き液体タイプと粉末タイプの2種類が見つかります。

液体タイプのクエン酸濃度は2.5%のため、中程度から重度のウロコには効果を得られません。中度から重度のウロコならば、写真の液体タイプと粉末タイプを購入し、クエン酸の濃度を変えながら試してみる必要があります。

プロ用薬剤はハイリスク

ネット検索すると、プロが使用する危険性が高い薬剤が販売されています。

それらの取り扱いには専門知識が必要でリスクが高くなります。素人がそのような薬剤に手を出すのは健康面を含めてハイリスクなためお勧めできません。

どうしても、そのような薬剤を使用するのであれば、自己責任となります。

物理的にウロコ取り

メラミンスポンジ

メラミンスポンジ

メラミンスポンジはメラミン樹脂という硬い物質を発泡させて作られています。

ウロコの付着具合がまだ軽度であれば、メラミンスポンジを使ってみる価値があります。ガラスの傷防止のために、必ずスポンジにたっぷりと水を含ませて作業するのがコツです。

キイロビン

キイロビン120

カー用品店で必ずと言っていいほど見つかる「キイロビン」は定番の油膜&水垢取りクリーナー。

「キイロビン」はプロスタッフという会社が製造販売している製品。キイロビンは自動車のフロントやリアガラス、ドアガラスに付着した油膜&水垢を除去できる便利グッズ。

キイロビンの成分は、酸化セリウムで中性。小売価格は500円前後。

「キイロビン」には微粒子研磨剤が配合されているため、ガラスに傷を付けてしまうリスクは皆無。軽度のウロコでしたら「キイロビン」を試してみてもいいでしょう。

マイカーを所有している家庭ならば、キイロビンを試してみて、効果が?であれば、自動車のフロントガラスやリアガラスの油膜&ウロコ取りとして活躍してくれます。

あと、「キイロビン」には上位モデルの「キイロビンゴールド」が用意されています。「キイロビンゴールド」の方が作業性がUPしているため、研磨作業がよりスピーディーに進みます。

では次に、近年、人気と知名度が高まりつつある茂木和哉-秋田の温泉生まれの水垢洗剤の成分、重要ポイント、効果について解説します。

茂木和哉-秋田の温泉生まれの水垢洗剤

茂木和哉の水垢洗剤

近年、ドラッグストアやホームセンターなどで「茂木和哉」シリーズの洗浄剤を見かけることが多くなりました。

それらの中で、ウロコ取りには「茂木和哉-秋田の温泉生まれの水垢洗剤」を使用します。この製品のラベルは以下の内容です。

【品名】水垢用クレンザー

【液性】弱酸性

【成分】研磨剤50%、スルファミン酸、有機溶剤、増粘剤

【使用量の目安】1m2に対して5~20ml

【用途】浴室内の鏡、カラン(蛇口)の水垢、IHクッキングヒーターの天板。鍋、フライパンの水垢やこびりつき、便器の黄ばみや尿石。スチール棚やキャンプ用品、工具、自転車、ゴルフドライバーなどのサビ。

【使えない物】曇り止め加工やフィルム加工など特殊加工された鏡。プラスチック製やステンレス製などガラス製以外の鏡。浴室以外の鏡やガラス、自動車、プラスチック製品、光沢のあるステンレス、光沢のあるバスタブ、大理石(人工大理石を含む)。

【使用方法】

(1)薄手の布等に適量を取り、こすり洗いする。

(2)汚れが取れたら、十分に水ですすぐ。

※成分が沈殿する場合があるのでよく振ってから使う。

【容量】200ml

この手の洗剤を使用する前に、必ず「使えない物」の用途を確認します。もし、間違った用途に洗剤を使用すると、取り返しのつかないことになります。

水垢洗剤の成分、スルファミン酸

茂木和哉の水垢洗剤の成分の中にスルファミン酸が見つかります。スルファミン酸はアミド硫酸とも呼ばれ、比較的強い酸性特性があります。

この成分から、茂木和哉は研磨剤とスルファミン酸(酸性成分)のダブル効果でウロコを落とす洗浄剤であることが見えてきます。

※この手の洗剤を使用する際、ゴム手袋が必須。

次に、使えない物として、「浴室以外の鏡やガラス」とあります。これはおそらく、成分にスルファミン酸を含んでいるため、建物のアルミサッシや自動車などの金属部分への影響を考慮していると考えられます。

もし、「茂木和哉」の水垢洗剤で一戸建てやマンションの窓ガラスについたウロコを除去するならば、これは自己責任となります。作業後、強い水流で窓ガラスからサッシまで成分をきちんと洗い流す必要があります。

茂木和哉は自動車のガラスに不適

自動車のフロントガラスやリアガラス、ドアガラスに付いた頑固なウロコを除去する用途として、茂木和哉の水垢洗剤は不適です。自動車のガラスには、キイロビンの使用が適切です。

研磨剤を使用時の重要ポイント

研磨剤が配合されたクリーナーを使用する際、何を使ってウロコを研磨するかによって効果が違ってきます。

軽度のウロコならば、キッチンで使うスポンジでも除去は可能。

そして、中度から重度のウロコの場合、スポンジの硬い面(不織布)を使うことで作業効率が上がります。あと、キッチンで使う食品用ラップフィルムを適当な長さでカットし、丸めて使う方法もあります。

予め、目立たない場所で不織布やラップを使用し、ガラスに傷が付かないことを確認の上で研磨の範囲を広げていきます。

茂木和哉、水垢洗剤の効果

当ブログ管理人の経験上、「茂木和哉」の水垢洗剤は軽度から中程度のウロコまで落とすことができます。

そして、重度のウロコやガラスにウロコが付着して年数が経過している場合、繰り返し研磨する必要があります。

広い面積にウロコが付着している場合、手作業では苦行が何時間も続くため、電動ポリッシャーを使えば作業がラクになります。

ガラス面のウロコの付着具合は千差万別なため、「茂木和哉」の水垢洗剤で100%OKとは言えません。ただ、「茂木和哉」の水垢洗剤はかなりの効果があると言っていいと思います。

なお、「茂木和哉」の水垢洗剤でガラス表面の傷は確認できませんでした。

「茂木和哉」の水垢洗剤は入手が容易で価格は2,000円少々。これは、クエン酸では落とせない頑固なウロコ汚れの除去に期待できます。

モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー

モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー

モノタロウが販売している「モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー」は自社ブランド商品。

このクリーナーはペースト状の研磨剤で「茂木和哉」の水垢洗剤より粘性が高く、作業性がいい特徴があります。成分は、無機系研磨剤、増粘剤、保湿剤。 500g入りで2,190円(税別)。

「モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー」 のpHは9.5(アルカリ性)のため、酸でウロコを溶かしながら研磨剤で除去するタイプではありません。

なお、この製品は業務用なのか内容量が多いのが特徴。一般家庭では量が多すぎるかもしれないものの、腐る物でもないようなので、何年も使い続けることはできそうです。

モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナーの効果

当ブログ管理人の経験として、「モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナーの効果」は「茂木和哉」の水垢洗剤と同等かそれ以上だと感じています。

なお、中度から重度のウロコの場合、除去作業に根気が必要な肉体労働となります。そのような場合は、電動ポリッシャーを使っての作業をおすすめします。

耐水ペーパー

以上の物を使ってもウロコがなかなか取れないとなると、かなり重度のウロコの可能性があります。

その場合、耐水ペーパーを使う方法があります。番手は1500番。傷が心配ならば、2000番の耐水ペーパーからスタートして、ウロコが落ちなければ1500番を使用します。

必ず目立たない場所で耐水ペーパーに十分な水を与えながら磨きます。ガラスに傷が付いていないことを確認してから、磨くエリアを広げていきます。

ダイヤモンドパッド®

ダイヤモンドパッド®はウレタンの中に人工ダイヤモンドを配合した製品。100均でも、必ずと言っていいほど見かける製品です。

モース硬度

「モース硬度」という、物の硬さを示す尺度があります。ダイヤモンドのモース硬度は「10」で非常に硬い物質。

コンクリートや石、瓦、タイル、レンガ等を切断する際、電動工具にダイヤモンドカッターと呼ばれる刃を使うことがあります。刃に人工ダイヤモンドが埋め込まれています。

対して、ガラスのモース硬度は「5」。ガラスはダイヤモンドに比べて随分柔らかいのです。

ダイヤモンドのモース硬度「10」

ガラスのモース硬度「5」

ダイヤモンドはガラスより硬い物質のため、ダイヤモンドパッドでウロコが取れる可能性は高くなります。

しかし、ダイヤモンドとガラスではモース硬度にかなりの違いがあるため、ガラス表面に傷が付いてしまうリスクがあります。

必ず目立たない場所で水を与えながらダイヤモンドパッド®でウロコの表面を磨きます。あくまで自己責任となるものの、管理人はダイヤモンドパッド®の使用をお勧めできかねます。

ウロコ取りのまとめ

家やマンションなどの住宅のあらゆる汚れの中で、頑固なウロコの除去ほど難易度が高くなります。どのようなステップでウロコを除去したらいいのか迷ってしまいます。

そこで、ウロコの程度別におすすめの除去方法をまとめてみます。

軽度のウロコ取りには

軽度のウロコでしたら、メラミンスポンジやクエン酸、キイロビンの使用をお勧めします。

クエン酸はダイソーで購入でき、もしウロコが取れなくても風呂場や洗面所、キッチン等で幅広く使うことができるクリーナーです。

中度のウロコ取りには

中度のウロコでしたら、「茂木和哉」水垢洗剤や「モノタロウ-ガラスうろこ取りクリーナー」をお勧めします。

重度のウロコ取りには

重度のウロコでしたら、中度のウロコ対策に加えて、耐水ペーパーを選択肢に入れます。

ウロコの付着具合により、手作業ではあまりにも時間がかかり、肉体的にも辛い苦行となってしまいます。そこで、ダブルアクションの電動ポリッシャーを使うことで作業性が格段にアップします。

ウロコを予防する対策

以上のように、鏡や窓ガラスに頑固な水垢/ウロコが付いてしまうと、除去作業が大変です。一般家庭から商業施設まで、建物内の汚れの中で水垢/ウロコの除去は容易ではなく、かなり大変な作業に入ります。

そこで、ガラスに水垢/ウロコが付いてしまったら除去するのではなく、予めガラスに水垢/ウロコが付着しないように対策する方法があります。

ウロコ予防対策のガラスフィルム

3M 窓ガラスフィルム

3MTM(スリーエム)製品の中に、親水性能を持つガラスフィルムがあります。

Before

親水性ガラスフィルム未施工

一般的なガラスや鏡に結露や水が表面に付着。

水滴が表面に残る。

水垢が残る。

このサイクルが繰り返されることで頑固なウロコと化していきます。

After

親水性ガラスフィルム施工後

窓ガラスや鏡に親水性フィルムを施工。

フィルム表面が特殊な親水性コーティングされています。水がフィルムに付着すると、膜状に広がります。

結露や水が膜状となり、表面に付着。

水滴にならずにほとんどは流れ落ちる。

水垢が付きにくくなる。

3MTMの親水性ガラスフィルムの参考施工価格は15,000円/m2。中度から重度のウロコの除去作業は簡単とは言い難く、かと言って、専門業者に依頼すると相応の費用がかかります。

ウロコがついてしまったら除去するのではなく、予めウロコの予防対策として親水性ガラスフィルムを施工するのもウロコ対策の1つです。

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