皆さんご存知の「カッターナイフ」。通称、カッター。
生まれてこの方、カッターを見たことも、聞いたことも、使ったこともない人がいるのでしょうか?どこの家庭や会社でも、カッターナイフの1本や2本はあることでしょう。
建築物の内装工事業者や各種工事業者にとって、カッターナイフは必需品。
ガラスフィルム施工業者の職人にとっても、カッターナイフは施工現場で必須の工具として挙げられます。
カッターナイフの種類
コンビニに必ずと言っていいほど置いてある文具の1つがカッターナイフ。
カッターと言えば、オルファ/OLFA®ブランドが頭に浮かぶのではないでしょうか。
オルファと言えば、イメージカラーはイエロー。これは、お馴染みのカラー。
ちなみに、オルファ社の本社は大阪府大阪市東成区。オルファの語源は「折る刃」。
オルファのオフィシャルサイトによりますと、オルファの商品ラインアップは100種以上。微に入り細を穿つ発想がベースとなり、目的別にオルファの商品ラインアップが拡大してきたのでしょう。
ガラスフィルム職人の中でオルファのカッターナイフ愛用者が多く、職人は数本のカッターナイフを使い分けています。
標準的な建築用ガラスフィルムの厚みは50μm(マイクロメートル)前後。このフィルムのカット時に大きな力は不要。そこで、フィルム職人は小型刃を使います。替刃の種類にもこだわりがあります。
そして、職人にとって、カッターナイフの予備用替刃は必須。
なぜなら、窓ガラスに1枚のウインドウフィルムを施工するだけで、何回もカッターの刃を折る必要があるからです。職人の間では、「1度ガラス面にカッターの刃を当てて離したら、カッターの刃を折れ。」という格言があるほど。
よって、刃折器(捨て刃入れ)の中に折った刃がどんどん貯まっていきます。


刃物の使い方
多くの人はカッターナイフを含めた刃物の使い方を学ぶ経験は少ないのではないでしょうか。ここでは、料理人の方は割愛します。
当ブログ管理人の場合、子供の頃から成人になるまで、学校の先生や親から刃物の使い方について教えてもらった記憶がありません。
管理人が子供の頃、工作が好きでプラモデルやラジコンを作ったり、ラワン材やプラ板を切った貼ったして物を作っていました。管理人は根本的に物づくりが好きなんでしょう。
これらの工作で必ずカッターナイフを使うため、管理人はオルファ社のカッターと共に成長したようなもの。
刃物の使い方は「習うより慣れよ」。管理人は工作を通してカッターナイフの使い方を自然に身に着けました。もちろん、管理人がケガをして、痛い思いをした経験はあります。
刃物の先に自分の手や体を置かない
刃物を使う時の常識として、刃物の先に自分の手や体を置かないこと。
カッターの刃を対象物に押し当ててカットすることが多々あります。また、プラスチック等のバリを取る時、カッターナイフが重宝します。
カッターの刃が想像以上に走ってしまった場合、その勢いで自分がケガをしないように注意が必要です。
そこで、カッターでプラスチックなどのバリを取る時、必ず刃先を前方に向けて押し出すように使います。これならば、予想以上に刃が走ってしまっても、ケガをすることはありません。
刃物の取り扱いは理屈ではなく、手を動かしながら体で覚えるもの。
親は、刃物は危険という理由で子供からカッターを取り上げるのではなく、父親が子供に刃物の便利さと危険性を教える必要があるでしょう。
切れ味が悪い刃物は、ある意味、危険
切れ味が悪い刃物は鋭い刃物より、ある意味、危険。
キッチンで使う包丁を含め、切れ味が悪い刃物を使用する時、力が必要です。力を入れて刃物を使うと、刃物が想定外の動きをして危険なのです。
その点、切れ味が鋭い刃物は正確性と作業性が高く、扱いやすいのです。
フィルム職人が頻繁にカッターの刃を折る理由は以下となります。
・刃の鋭い切れ味を保つ。
・正確なフィルムカット。
・ケガ防止
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