21世紀の現代において、日常生活で下駄を履いている人を見かけることは、ほぼ皆無。
私たちはクロックスやサンダルを履くことはあっても、下駄を履くとすれば、夏の花火大会の時くらい。下駄が無い家庭も多いのではないでしょうか?
しかし、何故か今も、靴を収納する家具を「下駄箱」と呼びます。
ちなみに、一戸建て住宅やマンションの間取り図には、SB(Shoes Box:シューズボックス)と書かれています。 今や、下駄箱より、シューズボックスや靴箱と言った方がしっくりくるかもしれません。
そこで、当ブログではシューズボックスと表現したいところですけど・・・日本の伝統文化に敬意を払い、そのまま「下駄箱」と表現します。
さて、この下駄箱は住居の中で一番、嫌な臭いが充満しやすい場所。
下駄箱の扉を開けると、男性でさえ「Um?」と感じる時があります。女性は尚更なことでしょう。
それでは、下駄箱の嫌な臭い対策と湿気対策、除湿対策について解説します。
下駄箱は日本文化
日本国内のアパートからコーポ、賃貸マンション、分譲マンション、一戸建て住宅まで、ほとんどの居住用物件には扉付きの下駄箱が設置されています。
日本人にとって、これは至極、当然のこと。しかし、外国人の瞳には下駄箱が奇異に映るかもしれません。
当ブログの管理人はかつて、米国で2年間生活していた経験があります。
基本的に多くのアメリカの家には、下駄箱が設置されていません。あるいは、扉が無いシューラック(Shoe Rack)が置いてある程度。
基本的にアメリカは土足文化。
なお、アメリカ人の中には玄関で靴を脱ぎ、スリッパを履く生活にメリットを見出している方もいます。これは、人それぞれです。
靴を脱ぐ文化 in Japan
日本人は家に入って玄関で靴を脱ぎ、親から「靴を揃えなさい。」と教育されて育ちます。私たちは玄関で必ず靴を脱ぐ以上、自ずと靴の収納が必要です。
下駄箱は明治時代からあったようで、日本人にとって下駄箱は住宅の玄関に設置されていて当然の設備。
日本では北海道を除き、梅雨の時期から9月まで湿度が高い日が続きます。
湿度の高い時期、私たちは1日中、革靴を履いていると足が蒸れます。足は体の中で意外と汗をかく部位。
となりますと、靴が足の水分を吸収し、どうしても足のにおいが靴に移りやすくなります。
下駄箱の臭い対策、除湿対策
下駄箱の臭い対策はいくつかあり、ちょっとしたコツがにおい対策に繋がります。
履いた靴を乾燥させる
足は想像以上に汗をかきます。1日履いた靴は足の水分を吸収しています。そのまま下駄箱に靴を入れてしまうと、雑菌が繁殖して悪臭の原因になります。
そこで、靴を脱いだら、最低「2日間」乾燥させます。
そして、雨の日に革靴を履いた場合、帰宅したら速やかにタオルで靴の水分を拭き取り、靴の中に丸めた新聞紙を入れて2日以上、乾燥させます。
靴の臭いを予防するためには、「乾燥」がキーワード。
最低、靴を3足、買い揃える
男性の革靴、女性のパンプス、ヒール、ブーツ、男女共にスニーカーを最低、3足買い揃えます。
足元に気を配る靴好きの女性、そして、スニーカー好きの男性でしたら、3足どころか、その2倍、3倍以上の靴をコレクションしていることでしょう。
靴のローテーションを考えて、今日は「A靴」を履いたら、翌日は「B靴」、翌々日は「C靴」という具合に履き替えていきます。3足あれば、各靴は2日間、乾かすことができます。
靴のローテーション
(一例:3足の場合)
【月曜日】A靴を履く(火曜日と水曜日は乾燥日)
【火曜日】B靴を履く(水曜日と木曜日は乾燥日)
【水曜日】C靴を履く(木曜日と金曜日は乾燥日)
【木曜日】A靴を履く(金曜日と土曜日は乾燥日)
【金曜日】B靴を履く(土曜日と日曜日は乾燥日)
【土曜日】C靴を履く(日曜日と月曜日は乾燥日)
なお、梅雨の時期は革靴が水分を吸いやすく、乾きにくいため、できれば革靴を4足揃えたいもの。
以上のように毎日、複数の靴を順番で履き替えていくと、きちんと靴を乾かすことができます。同時に、明らかに靴が長持ちするメリットもあります。
炭
消臭剤の種類は炭成分をゼリー状に固めた製品や無香のビーズタイプ、炭が塗り込まれたシート、竹炭など様々なタイプがあります。
これらの製品の中で、確実に消臭と除湿効果が得られて長寿命、コスパが高い消臭剤は断トツで「竹炭」や「備長炭」などのリアルな炭。
ホームセンターや100均などで、不織布入りの炭が見つかります。あるいは、BBQで使う炭を通気性の良い袋に入れるだけで脱臭剤に早変わり。
時々、炭を天日干しすれば、消臭の効果が何回も復活します。
ちなみに、冷蔵庫の中の消臭剤も「竹炭」や「備長炭」がおすすめ。
下駄箱の換気
晴天の日、下駄箱の扉を開けて、風を通します。
時々、スニーカーを洗う
言い尽くされた言葉ながら「オシャレは足元から」。
例えば、冬季、モンクレールの高級ダウンジャケットで決めていても、足元のスニーカーが汚れていたら、パチモンのジャケットに見られてしまいます。
人の体の末端部分はとても目立ちます。体の中で頭、耳、手、足先は目立つ場所。女性は本能的にそれを理解しているからこそ、頭や耳、手にアクセサリーを付けるのです。
少々、話が脱線してしまったものの、足元のスニーカーが汚れていると不潔感が倍増します。ニオイもしかり。
そこで、メッシュや化学繊維、コットン素材のスニーカーの汚れが気になってきたら、洗剤で洗います。ブラシは使用済みの歯ブラシが使いやすくて便利。
そして、縦型の全自動洗濯機でしたら脱水モードを選択し、スニーカーの水分を飛ばします。後は、日陰の風通しがいい場所で乾燥させます。
そして、本革スニーカーは当然、水洗いができません。そこで、本革専用の汚れ落としムースなどを使って汚れを落とします。中敷きを外すことができるならば、外して洗濯機で洗います。
除湿剤
梅雨の時期から夏にかけて、下駄箱の中も湿度が高くなりがち。そこで、ドラッグストアやホームセンターなどで手軽に入手できる「除湿剤」は役に立つアイテムです。
まとめ
家の中で一番、臭いやすい場所は下駄箱。その原因は、靴の乾燥不足。下駄箱の臭い対策をまとめます。
・1日靴を履いたら2日以上、乾燥させる。
・靴を3足以上、揃える。
・消臭剤は「炭」がベスト。
・晴天の日、下駄箱に風を通す。
・除湿剤の活用。
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